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インプロトテレコム TBS報道

本日5時半からのTBS報道特集NEXTで、インプロトテレコムの光ファイバー商法の罠と題する報道がなされました。

私もインプロトテレコム弁護団の一員で被害救済にあたっていますが、リース会社は、リース契約に法的な規制がないと思いこんで、杜撰な処理をしており、いざ、問題が発覚した後にリース会社の言い分を聞くと、常識から考えて、はあ!?何を言っているんですか?と思わずつっこみをいれたくなるようなことがあります。

法的な規制がないように見えても、そこは、社会常識のなかで、つまり信義則にそえば、リース会社の勝手な主張など認められないはずです。

光ファイバー商法とは違いますが、リースが悪質商法に利用された例としては、電話機、FAX、コピー機、プリンターなどを業者がリース契約を利用して、どんどんどんどん売りつけ、契約金額つりあがっていく、悪質電話機リース被害というのが社会問題化しました。

それについても、全国の弁護士が、悪質電話機リースに対して弁護団をたちあげるなどして被害救済にあたり、特商法によるクーリングオフを認めさせるなどした実績があります。

この悪質電話機リースについては、当時の経済産業省も問題視し、「悪質な電話機等リース訪問販売への対応策について」http://www.meti.go.jp/press/20051206002/houmonnannbaitaiou-set.pdf というニュースリリースをだし、注意喚起をしています。

また、業界団体である社団法人リース事業協会も、「電話機リースに係る問題事例の解消を目指して」http://www.leasing.or.jp/koguti/phone.pdf と題するニュースリリースをだして、自ら問題解決にあたっていく姿勢を打ち出しました。

まだまだ、その取り組みは十分とは言えませんが、リースが悪質商法に利用されやすいということを自覚して、率先して問題解決にあたっていただきたいものです。でないと、リース契約というもの自体がなくなってしまうかもしれません。

ここで、インプロトテレコムの行っていた事業を説明すると、アパートオーナーにインターネット光通信サービスを費用負担なしに導入できると勧誘して、クレジット契約やリース契約、延払契約を締結させていたものです。

インプロトは、クレジット・リース代金が、クレジット会社、リース会社が毎月引き落としをするに先立ち、顧客に入金をしていたのですが、この入金が平成20年2月ころから停止するに至り、問題が発覚したものです。

ここで、問題となるのがリース会社やクレジット会社を間にいれて三面契約となっているところです。詳細については、説明できないものの、一般論として、この種の商法にあたっては、リース契約やクレジット契約が利用されることにより、被害金額が多額となる傾向があります。

とりわけ、リース契約については、これを規制する法律がなく、契約自由の原則から、リース会社にきわめて有利な内容になっています。要は、販売店が悪いことをしたとしても、リース会社は、単に、ファイナンスをしてあげただけだから責任はない、リース契約の中途解約もできないとして、問題発覚後も、契約当事者にリース代金の支払いを求めることになります。

リース契約は、一回の支払いは比較的低額なので、抵抗感が少ないと思われますが、悪徳商法に利用されやすい契約類型でもあるので、契約をする際には、十分注意する必要があります。

少なくとも、中途解約ができないこと、販売店との間でトラブルになっても、原則として、リース会社は責任をとってくれない、ということを理解して契約をする必要があります。

この報道を受けて、インプロトテレコムと契約をしていた人たちはどうするのでしょうか。現在は、インプロトテレコムの関係会社のインプロトホームが、今まで支払っていたリース・クレジット代金を、立替金だとして、回収を図っていると聞きます。

気の弱い人は支払ってしまいますよね。

しかし、テレビの報道というものはすごいものです。私の事務所のホームページのお知らせ欄に、インプロトテレコム弁護団がGEフィナンシャルサービスを訴訟提起したということと、上記の説明と同じものをアップしていたのですが、この報道を受けて、200名を超える方がアクセスしていました。今のところ、寂しいことに、事務所ホームページには、一日20人程度しかアクセスがないのですが、一日で、というか、報道直後からの2時間で10日分を超えてしまいました。驚きです。

それだけ被害者が多数、深刻なのでしょうね。

うまい話には裏がある。でも、騙されてしまうのが人間ですよね。こういった被害というのはなかなかなくならないものです。

悪質電話機リースが社会問題化し、その解決が図られてきたことを踏襲し、リースの問題点を明らかにして、被害にあった方の不安な気持ちを解消できるように頑張っていきたいと思います!!

カテゴリー: 日々是雑感, 消費者事件情報 - 2009年10月3日